写真家デビューから日録写真家へ

1999年2月に、四ツ谷三丁目にあった、galaxy　Moleで、写真家三浦和人さんのご指導を受けて、写真作家としてデビューしました。あっという間の24年間でした。
この展示をご覧頂いた、現在九州造形大学教授の大日方欣一さんに、つくば市のakuakuでの個展の打診を頂きました。
この機会を切っ掛けに、写真により一層精進しながら現在に至っております。
 

もう、今となっては、Moleも、akuakuも在りませんが、私にとって大変恵まれた皆さんに応援頂き、よたよたとしながらも、スナップショットを夢中で撮ってきました。
ある時、Moleの津田基さんに、これ以上はストリートスナップショットを続けるよりも、1日1作品1文で日常を見つめてはどうかと、アドバイスを頂き。その日から現在まで、メディアを変えながら、日録作家として今に至ります。

写真が思考の材ともなり、20年間の国語教師のキャリアもあって、写真と言葉をもって、違うルートから同時に同じ目標に向かって、一年間をまとめたのが、拙著「表象の地平」でした。

生活には「ハレ」と「ケ」があります。私は晴れの場も撮りますが日常そのもの「ケ」の中に現れる、外界に反応するままに一見、意味や目的とは無関係ともいえる写真について、撮りながら考え続け、それを言葉に託して表現するスタイルが20年以上続いております。現在は、フェイスブックを毎日更新しながら日録を発表し続けております。
是非、ご覧ください。https://www.facebook.com/tooru.yamamoto.12/